不摂生ではなかったのに、なぜガンに?入院前の私の食生活と体調の記録

入院前の私の食生活は、特に不摂生をしていたわけではなく、どちらかというと健康を意識して生活していました。(ストイックに食生活を整えている人から見れば、不摂生に見えるかも?しれませんが..)
外食は週に1〜2回ほどで、料理が好きなこともあり自炊中心。仕事のある日はお弁当を作り、作れない日はコンビニやお弁当屋さんで昼食を購入していました。

特に意識していたのはタンパク質の摂取です。肉だけでなく、豆乳のイソフラボンが体や肌に合っていたため、無調整豆乳を毎日飲んでいました。R1ヨーグルトの菌を使って自家製ヨーグルトを作ったり、FeelCycleで買ったプロテイン粉末を無調整豆乳で溶いて飲んだりと、日々の習慣として取り入れていました。これらは身体の調子を整える上で役立っていたと思います。

甘いものとコーヒーは大好きで、ほぼ毎日スイーツを楽しんでいました。一方で、暴飲暴食や脂っこい食事、偏った食生活は避け、野菜多めでバランスの取れた食事を心がけていました。お酒は週に1〜2回ほど楽しむ程度、たばこは吸ったことがありません。前の記事にも書いたように、運動習慣も比較的しっかり継続していました。

入院前の運動習慣とライフスタイル

健康診断でも特に問題はなく、両親にもがんの既往はありませんでした。しかし30代前半から、慢性的な腰痛や肩こり、片頭痛、雨の日のめまい、フェイスラインのニキビなど、細かい体調変化が見られるようになりました。今思えば、がん細胞が徐々に体内で増えていた時期だったのかもしれません。

手術で大腸の一部を近隣のリンパごと摘出した際、主治医は「これはこの1〜2年でできたものではなく、少なくとも4年くらいはかかっているのでは」と話していました。つまり33〜34歳頃から、何らかの影響があった可能性があります。このころ、病院でしばしば貧血と診断され、鉄サプリメントが欠かせませんでした。35歳の夏に訪れたシンガポールとマレーシアでは、現地の医師の友人に血液検査をお願いし、極度の貧血と判明。クリニックで鉄剤の点滴を受けたところ、体調が劇的に改善しました。朝の目覚めの良さ、日中の疲れにくさ、集中力の向上、そして長年悩んでいたフェイスラインのニキビや生理痛の改善を実感したのです。

それまで、漢方クリニックで毒素排出やPMS対策の漢方を2年間継続していましたが、飲まない日が続くと体調に現れるため、やめることができませんでした。しかし鉄補給後は、それらの改善が一度に起こり、原因は鉄不足=貧血だったのだと衝撃を受けました。手術後の血液検査でも、術後半年経過した現在、鉄の数値は安定しており、以前の極度の貧血は大腸のがん細胞が影響していた可能性が高いと考えられます。

大腸がんの初期症状には、便に血液が混ざることや血便などがあります。腸内壁の細胞に消化物が触れることで傷ができるためです。同時に、栄養吸収への影響もあるとされています(詳しくは専門家の情報をご確認ください)。

手術後の私は、以前ほど甘いものを中毒的に欲することはなくなりました。時々食べたくなることはあっても、毎日の習慣になるほどの欲求は湧かなくなりました。もしかすると、がん細胞の影響で食欲や好みにも変化があったのかもしれません。

ネットやSNSでは「大腸がんの原因は欧米化した食生活」といった情報が多く出回っていますが、私の場合は特に偏った食生活ではなく、原因ははっきりしていません。大切なのは、過去を責めるのではなく、今の生活習慣を整え、体調を前向きに支えることです。

入院中、管理栄養士さんとこれまでの食生活について話した際も、「特に問題はありません。意識してバランスの良い食事をされていますね」と褒められました。今後の食事指導は、栄養バランスを細かく気にするよりも、「たんぱく質を意識して摂ること」と「痩せないよう、食べられるものをしっかり食べること」が重点でした。

抗がん剤の副作用で食欲が落ちると、体力や気力も低下してしまう悪循環が起きやすいため、「まずは食べられるものを食べる」ということが最優先です。オーガニックや特定食材を過剰に意識するより、体が必要とする栄養を無理なく摂ることが、治療や回復には大切です。

また、YouTubeなどで情報発信している医師の中には、論文やデータばかりに目を向け、現場での患者の状態を直接見ていない場合もあると聞きます。しかし実際には、手術や治療の現場では「目の前の命を優先し、回復に必要な判断を即座に行うこと」が何より重要です。だからこそ、自分で情報収集をしつつ、目の前の医師や看護師に相談し、信頼して治療に臨むことが大切だと実感しました。

日々の食事は、体を整える基礎であり、運動習慣とともに、手術に備えた体力づくりを自然に支えてくれる要素でもあります。結果として、この生活習慣があったことで、術後の回復も比較的早く、安心して次のステップに進めたのだと思います。

投稿者プロフィール

Risa
Risa
37歳で婚約し、38歳で迎えた初めての結婚式の準備真っただ中に、大腸がんが見つかり大学病院へ緊急搬送されました。
ステージ3Bと診断され、手術・40日間の絶食、3カ月間の抗がん剤点滴治療を経験。

がんを抱えたまま挙式のために3日間の一時退院したことなど、闘病記を綴っています。

アラフォーに近づき、結婚に至るまでの恋愛で悩み、挫折した経験。
そして突然のがん闘病生活から始まった新婚生活。

私の経験が、同じように悩む読者の励みになれば幸いです。