結婚式10日前に救急搬送…大腸カメラで判明した私の病気と夫の支え

早朝、救急外来で「極度の便秘」と診断された私。
その後、一般外来で一泊入院して大腸カメラを受けることが決まり、夫と協力して入院準備を進めていました。しかし当日の昼過ぎ、急きょカメラ検査を行えることに。

鎮静をかけてもらい、人生初の大腸カメラに挑戦!(寝ていたので記憶はほとんどなし…)

目が覚めると、医師から衝撃の言葉が告げられました。

医師「ここに影が見えます。病状はまだ断定できませんが、これ以上この病院では処置できません。大学病院へ救急搬送となります」

私「えっ!?どうやって大学病院まで行けばいいんですか?」
医師「救急車で搬送しますので、これから呼びます」

(私の心の声)
「マジか…救急車!?朝はタクシーで来ちゃったけど、今回は呼んで良い症状だったのね…」

ニュースで見た「不要な救急要請で、本当に必要な人が運ばれない」ケースを思い出し、タイミングが分からず躊躇したこともあった私。健康な時ほど、自己判断は難しいものです。

夫も一緒に救急車に乗るため、入院の準備をして病院に戻り、電動自転車を家に返しに行くことになりました(笑)。

夫「よし、また自転車置きに帰ってくるね!」
私「はやっ!本当に火事場のバカ力みたい…」

看護師さんにも「え、もう帰ってきたんですか!?」と驚かれ、夫は満足げ。

そんな彼のおかげで、私は治療室で落ち着いて休むことができました。病院のスタッフともすぐに仲良くなり、アットホームな雰囲気が安心感を与えてくれました。

多分夕方5時半頃だったでしょうか、救急車に乗せられ大学病院へ。
救急車の中でも夫は、顔が見える位置に座り、手を握ってずっと支えてくれました。

サイレンの音を背に約20分で到着。
すぐに看護師さんの手際の良い誘導でレントゲンとCTを撮影。

そこに、ハツラツとした若い医師が現れ、挨拶とともに言いました。

医師「こんにちは、気分はいかがですか?今撮ったレントゲンの結果ですが、ここに影が見えます。腫瘍の可能性が高く、治療が必要ですので入院していただきます」

私「ええええええ!!!このタイミングで…!?神様、どういうこと…」

つい口に出してしまったのは、やはり結婚式のこと。

私「あの…実は10日後に結婚式があるんです…」

医師「そうですか!何日ですか?その辺も含めて、今後の方針を相談しましょう。
まずは病棟に移り、家族にも来てもらって病状の説明をしますね」

医師は単刀直入に、ガンである疑いを話していました。こういうのって、神妙な面持ちとタイミングを見て話すものだというイメージを持っていました(映画やテレビの影響で)が、実際の医師はさっぱりと爽やかに伝えてくれたことで、むしろ心配にならずにすみました。それは、患者の心境に無頓着だったからではなく、「僕が直します。大丈夫です」という自信に満ちていたからです。

がんと聞いても、「治りそう」という気持ちにさせてくれる、そんな伝え方でした。

何より、この1日、自分を襲う極度の痛みの原因が分からず、病院でうめき、検査を受け、それでもまだはっきり分からない状況から大学病院に運ばれ、ものの数分でほぼ診察結果が出たこと。適切な病院に運ばれると、こんなにすぐに分かってしまうものなのかという驚きと、同時にホッとした気持ちを覚えました。

そして何より、ずっとそばにいてくれた夫の手の温もりと支えを感じながら、私は少しずつ心を落ち着けることができました。

「大丈夫。俺がいるから」

彼のその言葉が、どんな安心剤よりも力強く、どんな不安よりも心を満たしてくれました。結婚式まであと10日──この状況でも、二人で乗り越えていける、そう思える瞬間でした。

投稿者プロフィール

Risa
Risa
37歳で婚約し、38歳で迎えた初めての結婚式の準備真っただ中に、大腸がんが見つかり大学病院へ緊急搬送されました。
ステージ3Bと診断され、手術・40日間の絶食、3カ月間の抗がん剤点滴治療を経験。

がんを抱えたまま挙式のために3日間の一時退院したことなど、闘病記を綴っています。

アラフォーに近づき、結婚に至るまでの恋愛で悩み、挫折した経験。
そして突然のがん闘病生活から始まった新婚生活。

私の経験が、同じように悩む読者の励みになれば幸いです。