結婚式10日前、早朝の激痛で救急外来へ。専門医に出会うまでの不安な朝

朝5時前、下腹部の激痛で目が覚めました。
夫が慌てずに病院を調べてくれ、タクシーで向かいます。待合室ではぐったりと座り込み、診察を待つ時間が長く感じられました。

当直の医師に症状を伝えると、採血・CT・レントゲンを行うことに。
ただ、その医師は消化器が専門外のようで、少し不安げな様子です。

「一応検査と処置はしますが、専門医に見てもらった方が良いですね」

医師が画像を確認しながら、少し笑みを浮かべて言った診断は――

「きっと便秘ですね」

私と夫「……(笑)」

夫「まさか、便秘でここまで痛いの?」

私「フン詰まりってこと…?」

夫「いや、笑っちゃいけないけど、ちょっと笑える」

極度の便秘、つまり“フ〇詰まり”でこんなに苦しいなんて…?

医師「ここに便が詰まってます。流れれば落ち着くでしょう」

その診断に、一瞬笑いながらも痛みで顔が歪む私。
夫は肩をそっと叩き、ささやきます。

夫「大丈夫、もうちょっとの辛抱だよ」

私「……ありがとう」

医師に「どうします?」と聞かれても、診断だけでは痛みは治まらないし、動けるほど元気でもありません。

「午後3時から、別の病院で消化器内科の予約があるんです」
「それなら、そちらに行くと良いかもしれません」

――でも、3時まで待つのは無理。動くのもつらい。

「この病院には専門医はいないんですか?」と聞いたところ、看護師さんが即答してくれました。

「今日の一般外来は、消化器と外科の専門医ですよ!」

一般診療は午前9時から。時計を見ると、まだ7時半過ぎ。
「なんだ、あと1時間半も待てば専門医に診てもらえるのね、そっちを提案してくれよ~(汗)」

心の中で突っ込みながらも、待つしかないと腹を括りました。

夫も同じように不安だったと思いますが、弱音を見せずにそばにいてくれました。
「りさは食べすぎだよ~昨日のもつ鍋、美味しかったもんね」なんて冗談を言いながら、私の不安を和らげてくれる。
「大したことなくてよかったね」とは言わず、ただ静かに寄り添ってくれたその姿が、とても心強かったのを覚えています。

待つ間、夜勤明けのベテラン看護師さんが、診察室横のベッドを用意してくれました。

「痛み止め打ちますからね。つらかったらすぐ言ってください。先生、もうすぐ来ますから」

笑顔で声をかけてくれるその姿は、医師以上に頼もしく見えました。
私は夫と看護師さんの温かさに守られながら、専門医の診察を待つ朝があっという間に過ぎていきました。

つづく

投稿者プロフィール

Risa
Risa
37歳で婚約し、38歳で迎えた初めての結婚式の準備真っただ中に、大腸がんが見つかり大学病院へ緊急搬送されました。
ステージ3Bと診断され、手術・40日間の絶食、3カ月間の抗がん剤点滴治療を経験。

がんを抱えたまま挙式のために3日間の一時退院したことなど、闘病記を綴っています。

アラフォーに近づき、結婚に至るまでの恋愛で悩み、挫折した経験。
そして突然のがん闘病生活から始まった新婚生活。

私の経験が、同じように悩む読者の励みになれば幸いです。