結婚準備の第一歩、両親への挨拶|現代の結婚事情と、心に留めたい大切なこと

病気の話の途中ですが、ここで少し結婚準備の話をしたいと思います。
私たちは付き合い始めたときから「結婚を前提にしたお付き合い」であることをお互いに確認していました。結婚を決めるのにそう時間はかかりませんでしたが、実は友人期間が長く、知り合ってからお付き合いに至るまで10年以上の月日が流れていたのです。
親への最初の報告
付き合って3か月ほど経った頃、父と義母(父の再婚相手)と旅行をしているときに、私は「今付き合っている人がいる」と打ち明けました。父も義母もとても喜んでくれて、そのまま「ぜひ会いたい」と言ってくれたのです。
旅行の帰り、彼は飲食業の出勤前にわざわざファミレスで時間を作ってくれました。わずか30分ほどの短い時間でしたが、両親は「どんな仕事をしているの?」「どんな人柄なの?」と次々に質問。少しくすぐったい気持ちになりながらも、温かく受け入れてくれているのを感じました。
私が席を外した間には、父が彼に「いいのか?大変だぞ(笑)」と一言伝えたそうです。どういう意味だったのでしょうね……(笑)
彼の両親へのご挨拶
その1か月後には、今度は彼の両親にご挨拶へ。実は私は仕事の関係で、彼よりも先にご両親と親しくなっていたというちょっと変わった順番でした。そのため、当日は緊張することもなく自然にお話ができました。
しかし、なかなか「付き合っている」と切り出さない彼に、玄関先でこっそり「今言わないの?」と耳打ち。ようやく彼が「実はリサさんとお付き合いしています。結婚も考えています」と伝えると、ご両親は本当に嬉しそうに微笑んでくれました。
特に海外にルーツを持つお母さんは、私に「よかった、よかった」とハグをしてくれたのを今でも鮮明に覚えています。
ご両親からの言葉
それから1週間後、彼のご両親に誘われて4人で改めて食事をしました。そこでお父さんがにこやかに切り出したのです。
「それなら、準備が整ってからではなく、結婚を決めた上で準備をしなさい。生活は結婚してから二人で整えていくものなんだから」
思いがけない言葉に、私たちは思わず顔を見合わせました。
“!? 本当にそうなのかな” と戸惑いながらも、胸の奥にあたたかい灯がともったような気持ちになったのを覚えています。
この一言は、その後の私たちの結婚準備を進めるうえで大きな指針となっていったのです。
現代の若者にとって「結婚」とは贅沢品?
正直に言えば、私自身もそう思っていた一人でした。
結婚はお金がかかるし、仕事や立場がしっかりしていて、貯えや家族の支えがあって…そうした条件が揃っていなければ、踏み込んではいけないもの。そう思い込んでいたのです。
だからこそ、彼のご両親が私たちに「結婚を決めてから準備をしなさい」と背中を押してくれたのは、とても意外なことでした。
多様化する「結婚」の形と、私たちの選び方
現代では、結婚のかたちや価値観が本当に多様になっています。
授かり婚のように状況に背中を押されて結婚する人もいれば、条件や相性を重視して合理的に結婚を決める人もいます。逆に、恋人のままでいたり、同棲で十分と考える人もいるでしょう。
このように、結婚については人それぞれの考え方があり、社会全体でも多様化が進んでいます。
けれど私たち夫婦にとって、結婚の指標となるのは神様の導きです。私たちの幸せや最善の道を知っておられる方に信頼を置き、その導きに従うことが大切だと感じています。
私自身も、どこかで「結婚=大変なこと、反対されること」というイメージを持っていました。そのため、すぐに踏み出せずに迷っていたのです。でも、迷いながらも一歩を踏み出すことができた経験は、私たちにとって大切な学びとなりました。
ご両親からの言葉と、信仰に根差した励まし
そんな私の心を見透かしたように、彼のご両親は続けました。
「世の中では、二人が一つになる『結婚』の考えが多様化しているから、二人で乗り越えていく視点を持つのが難しいのかもしれないね。
でも、私たちが信じている聖書の神様は、男と女が一つになることを喜ばれる方だから、愛があるなら踏み込んでいったときに道を開いてくださるよ。そこから二人の歩みを一つにして、支え合いながら生きていけばいいんだ」
その言葉は、まるで私たちの心にまっすぐ届き、まだ形の見えない未来を前に立ち止まっていた私たちの心に、そっと道を照らす光が差し込むようでした。

投稿者プロフィール

-
37歳で婚約し、38歳で迎えた初めての結婚式の準備真っただ中に、大腸がんが見つかり大学病院へ緊急搬送されました。
ステージ3Bと診断され、手術・40日間の絶食、3カ月間の抗がん剤点滴治療を経験。
がんを抱えたまま挙式のために3日間の一時退院したことなど、闘病記を綴っています。
アラフォーに近づき、結婚に至るまでの恋愛で悩み、挫折した経験。
そして突然のがん闘病生活から始まった新婚生活。
私の経験が、同じように悩む読者の励みになれば幸いです。






